永久号の紹介」

    清の光緒年間、台湾の桃園虎頭山にんでいた簡一が永楽市場(延平路二段36路)に移り住み、民国4年(1915年)、永久号は創業しました。緒年間から数えると百年以上になります。

 

 

 

                        創業当初は、主に食品、特産品などの運送を販売を行っていました。民国50年代(1961)に入って、永久号は台湾各地の外燴料理人と寺院祭りに必要な食品や各地の特産品を提供するようになり、全盛期には500名を超える料理人がここで購入し、寺院祭りの時には、店内は人波でこった返すほどのやかでした。

 

  民国70年代(1981)になって、永久号は経営方針を変え、フカヒレ、貝柱、あわび、カラスミなどの高級品さ主として扱うようになりました。なかでも永久号のカラスミは、三代目の店主が改良を重ねた結果、日本、台湾の各界から贈答品の指定を受けるようになり、高い評価を得ております。

 

                  特にカラスミの生産の最盛期、つまり冬至の前後10日ほどは、ちょうど日本の正月前にあたり、店にとっては最も忙しい時期になります。毎年この時期になりますと、日本をはじめ海外各地から注文が殺到し、その中には30年、40年前からお取引をいただいている大切なお客様が数多くあります。

 

民国87年(1998)、台北市都市発展局と台北市商業連合会がおこなった台北市老舗の洗濯大会において、永久号は他の173軒の老舗とともに表彰を受けました。これに選ばれた老舗は「特徴あり」「信用あり」「評判がよい」の3条件を満しているということでありました。 

 

現在の永久号は4代目の店主になっていますが。今後とも一貫して良い品と親切なサービスを提供することをモットーに経営を続けてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。